2006年11月24日

今更だがアメリカ民主党の勝利を考える

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)11月24日(金曜日)通巻第1627号  
 ブッシュ政権、民主党との政策協調へ転換。もっとも慌てたのは中国だった
 ちかく米国は対中国経済政策を大転換の可能性

 ヘンリー・ポールソン財務長官が、バーナンキFRB議長以下、多くの閣僚を伴い、来月北京を訪問するという緊急のスケジュールが浮上したが、これは、米国の対中政策転換の兆しと、『ヘラルド・トリビューン』紙(11月24日付け)が大きく伝えている。
 表向きの対中貿易交渉での要求は(1)貿易不均衡是正、(2)為替政策とくに人民元切り上げ要請、くわえて(3)海賊版、著作権の取り締まり強化とされる。
 ブッシュ政権は中間選挙敗北後、ただちにペロシ次期下院議長をホワイトハウスに呼んで昼飯をともにし、協調路線を訴える一方で、タカ派のラムズフェルド国防長官を更迭した。これでイラク政策が転換するのは時間の問題になった。
 後任のゲイツ新国防長官は、CIA人脈。パパ・ブッシュに近く、その背後には共和党穏健派、というより親中派がひかえる。スコウクロフト、ベーカー等々。
 さてペロシ女史は、ジェンダー・フリーとフェミニズムの過激派。
 とびぬけて左翼的で、カリフォルニアの特定地域選出。したがってこういう左翼過激派が当選してくるのだが、日本でいえば辻元清美が衆議院議長になったような異常事態なのである。
 ヒューマニズムの観点からペロシは、過去にも激しく中国の非民主的政治姿勢を問題視してきた。彼女が次期米国連邦議会下院を率いる以上、これまでのように大甘な中国政策は許されまい。
民主化、ヒューマニズム、臓器密輸、死刑などの問題で米議会と中国はより対決的になるだろう。
 中間選挙結果に慌てたのは日本ではなく、中国である。
 喜んだのは、じつは台湾。台湾のマスメディアや与野党を問わず、民主党の勝利に歓迎の論調だった。(ちょうど筆者は中間選挙に日に台湾にいた)。
 こうした米国の政治潮流の変化をとらえ、ポールソンが経済使節団を組織化して北京へ向かう。
 これで大幅な北京からの譲歩がなかったならば、つぎに「シューマー・グラハム法案」の最上程もありうる(前掲ヘラルド紙)。
 実際にシューマー上院議員(NY選出、民主党)は「廃案となった前の法案(中国からの輸入品すべてに27・5%の報復関税をかける)にかわって、新しい法案を用意したい」と語っている。
(後略)

 アメリカ民主党の勝利が対イラク、対中東に変化を齎す事と、北朝鮮への圧力に影響を及ぼす事は散々報じられてきた。しかし上記のような分析が著名人から発せられるのは初めて目にした。将に、我が意を得たり。日本のマスコミの論調を鵜呑みにしているとアメリカ民主党勝利=親米国不利反米国有利のように刷り込まれてしまいそうだがそんな単純なものではないという事だ
 この文章のポイントは、日本の左翼とアメリカの左翼が全く異質のものである事で、その点で流石の宮崎氏も辻本を例えに出したのは適切でなかったと思われる。アメリカの左翼がアメリカの多民族国家という事情を踏まえた上でもアメリカの国益を前向きに考えているのに対し、日本の左翼の多くは特定の外国人と特定の外国の都合を代弁した売国的で後ろ向きな反日思想である。意識的、無意識的を問わず、勿論政治政党も問わない。言わば左翼とも呼べない日本独特の病理である。こいつらはアカやカルトとは一線を画す、本当にどうしようもない連中である。そういうやつらもアカやカルトと纏めて左翼と呼び続けてしまった結果、真っ当な日本国民は敵を見誤ってしまっているのではないだろうか。敵は日本国内に居ると心得よ。
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2006年11月17日

日本にとって6カ国協議再開は損か得か

「一人負け」の日本

 相も変わらず何を言いたいのか分らない文章だが、唯一つはっきり読み取れるのは、「アメリカに外され」たから日本が「一人負け」なのだと匂わせたいようだという事だ。実際、書かれている事に目新しいものは無く、「一人負け」って言いたいだけちゃうんかと。
 刺激的な単語で日本人の恐怖心を煽るつもりなのかも知れないが、説得力に欠けるのは、何において負けたのかを定かにしていないところだ。アメリカにとって核兵器開発問題の中心は中東にある。それこそ田中氏の専門分野のはずだが、東北アジアの核兵器開発も中東のそれとシームレスであるにも関わらずそこには不思議にも田中氏は目を向けないのである。アメリカは東北アジアにおいては直接手を出さないよというポーズが6カ国協議なるものなのであって、議長国に中国が据えられているのも北朝鮮に柔軟な姿勢を許せるようにだ。従ってとっくに日本も韓国も「アメリカに外され」ているわけで、それは6カ国協議という枠組みが出来た時点で一般人でさえ気付いている。現にこの数年でネットでその対応への議論が活発になり、(朝日を除いた)マスコミでさえオブラートに包みつつも対応を提議してきた。あえて言えば、北朝鮮の攻撃で恐ろしいのは核兵器ではなく朝鮮人やカルトのテロであり核爆実験が有ろうが無かろうが日本への脅威は殆ど変わっていない。中川さんの核の議論発言が叩かれるのはマスコミの言う(自作の)世論を頭越しに表面化させた事への嫉妬心であって、現実の国民の意思が既に様々なフェーズ想定したものになっている事を逆説的に証明したとも言える。
 こういった状況下で日本が不利に立たされているかどうか。少なくとも人質の奪還に関しては北朝鮮をテーブルに着かせる事には利があるし、核兵器に関する暴走の抑止という点でもマイナスは無い。一番の利益が日本国内の不穏分子の炙り出しになるはずだったが、これが進んでいない事が比較的「負け」と言えようか。しかし、例えばエネルギー政策では日本は「負け」どころか「死に体」で中東に詳しいお方がわざわざ北朝鮮の行く末なんぞの議論で日本を「一人負け」呼ばわりしてる場合ではないと思うのだが。
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2006年11月03日

今時の平和脳の親は、悪いお友達とは付き合っちゃいけません、なんて言わないのかも

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)11月3日(金曜日、文化の日)貳 通巻第1609号  
 上海の日本企業立ち退き問題、これから大揉めになりそう
  はじめから誘致そのものが「罠」だったのではないか?

 上海の北郊外に進出した日本企業10社が、とつぜん「立ち退き命令」に遭遇し、約束が違うと説明を当局に求めている。
 代替地、補償額の提示さえないままという。
 この場合の“当局”とは上海市嘉定区。
「区政府」と言っても上海市郊外の大都市という風情で、日本で比喩すれば「川崎市」とか、「船橋市」とかにあたる。
 この「区政府」が工業団地に外国企業の誘致を呼びかけたのは2001年頃からと言われ、げんにハウス食品など、日本企業10社を含む24社が進出した。
 産経新聞によれば、立ち退き対象企業は、この地域だけにおさまらず、合計して、日本企業50社が立ち退きの対象になろうという(11月3日付け、産経上海・前田徹支局長)。
 2004年に操業を開始した同時刻に区政府は当該工業団地の商業地域へのシフトを決めておりそれを判っていながら外国企業を誘致したということは詐欺同然の行為である
 おりしも九月以来、上海政界は嵐のなかにあって上海市トップが拘束、解任。いまも上海の政治家五十人ほどが取り調べを受けている。
 これまで冷遇されてきた上海の非主流派が、次は我々のチャンスと事態の展開を心待ちにしているという情報まである。
 この事件と、嘉定区政府との関連が、これから表面化してくる可能性もあるだろう。

 タイの軍事クーデターはある種タイの伝統でもあり、"軍"と名が付く事やイスラム信者の台頭を懸念する声もあったが、概ね国民の意思を反映したものだったろう。中国の場合は最高権力者側のクーデター(おかしな表現だが)が起こっているわけだが、こちらの場合は国民の意思は関係無い。それどころか、民間の財産が共産党内の政争の具にされている状況で、本件はそれに日本企業が巻き込まれた例だ。突っ込んだ金は戻って来ない。軍事クーデターが起こったからといっても殆ど影響を受けなかったタイ進出企業と、表面上は何事も無く平穏なのに財産を失う中国進出企業。世界には組むべき相手と組んではいけない相手が歴然と在る。組んではいけない相手の宣伝をしていた日経など日本のメディアも詐欺の片棒を担いでいた事が非難されて然るべきだ。
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2006年10月31日

台湾のこと

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)10月31日(火曜日)通巻第1605号 特大号
2008年から2015年にかけて東アジアの軍事バランスが崩れる危険性
 陳水扁台湾総統が日本とのテレビ会議で大胆な指摘が続出

▼台湾総統、北朝鮮制裁を明確に発言

 昨日(10月30日)、東京の東急キャピタルホテルと台湾総統府とをインターネット回線を直接繋いで、陳水扁・総統とのテレビ会議が開催された。
 これは早稲田大学台湾研究所(西川潤所長)が主催したもので、内外記者団および関係者が多数、東京の会場に詰めかけた。

陳台湾総統、「日本版台湾関係法の制定を」
 台湾の陳水扁総統は30日午前、自民党の中川昭一政調会長らとテレビ会談した。陳総統は、米国の台湾防衛の根拠法で、台湾への米国製武器の供与も定めている米国の台湾関係法を挙げて、「日本版の台湾関係法が制定されればアジア太平洋の平和と安定に大きく寄与する」と述べた。
 また、陳総統は日本と台湾の経済関係について「まず投資保障協定を締結し、EPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)につなげていきたい」と述べ、連携強化に期待感を表明した。
 中川氏は「台湾海峡の平和と安定は日本にとっても世界にとっても大事だ。われわれも積極的な関心を持っていかなければならない」と述べた。
 会談は早稲田大学台湾研究所(西川潤所長)が主催した。台湾の総統府と都内のホテルを回線で結び、日本側からは日華議員懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相、民主党の池田元久日本・台湾友好議員懇談会会長らも出席した。

 ゲストは「日華議員懇談会」会長の平沼赳夫氏、自民党政調会長の中川昭一氏、民主党「日台懇」会長の池田元久氏。
司会役は中嶋嶺雄(国際教養大学学長)。ホスト役は西川順氏。それに許世楷(台北経済文化代表所代表=駐日台湾大使)。

 冒頭、早稲田大学台湾研究所を代表して西川所長が「これを新しい日台関係を築くチャンスに」と目的を述べられ、また中嶋学長は「北朝鮮の核実験は日本への宣戦布告に等しく、北東アジアにおける軍事的な緊迫度は深刻さを増加させている。こうした状況下で安倍総理の訪中がなされ、(日中台関係も)大転換期を迎えている。このタイミングでの会合は画期的な意味がある」とされた。

 平沼赳夫氏は、
 「双十節のお祝いで先日、台湾に伺ったおり、野党がさかんに総統演説を妨害していたが、これも台湾の民主主義が成熟した逆証明であり、陳総統は妨害にすこしも臆せず演説を続けられた。しかも双十節の演説の、じつに三分の一が北朝鮮の核実験に関してであり、他方、中国は年率120基ものミサイルを台湾向けに配備しており、こうした軍事情勢の変化は日本の安全保障に直結している米国を含め日米安保条約のもとでの海峡の安全をはかる協力メカニズムが必要である。
 また日本は中国に対して言いたいことを言える良好な機会(安倍訪中以後)でもあり、日本はそうして方向で努力するべきである」。

 つづいて陳水扁総統から基調報告のスピーチがあった。
 要旨は次の通り。

 「東アジアの安全保障情勢は大きな変化に包まれている。7月に北朝鮮のミサイル実験、9月、安倍政権の誕生。そして十月の(安倍首相の)訪中と北の核実験。後者に対しては台湾政府も最大級の批判を展開し、国連決議にそった制裁を台湾独自にも実行し、国際社会の批判に同調してきている。
 ともかく東アジア地域には安全保障のメカニズムが不在であり「六カ国協議」のような場が必要ではないか」。
 (台湾総統が北朝鮮制裁を明言したのは、これが初めて)。

 陳総統は続ける。
 「2005年2月19日、日米は『2+2』において『台湾海峡の安全が日米両国に重大な関心事』という(従来になかった)文言を盛り込んでいる。
平和は血と涙によって構築されるものであり堅実な国防力がない限り邪悪な侵略者にやられてしまう危険性がある
平和を念仏のように約束するのは空弾に等しく実際にペンタゴン報告は軍事バランスが中国有為に傾いており2008年に中国側の台湾侵攻実践配備が完了することになっても米国側の対抗配備は2015年にずれ込む
 つまり2008年から15年に危険な軍事的空白が台湾海峡をめぐって醸成される恐れがあるとの報告を出している。」

 (ところがけさ31日付けの日本の新聞見出し日経は日本と台湾の投資協定が前面にでていても上の軍事分析の箇所はみごとに削除されている)。

 ▼台湾海峡は独裁政権に直面する最大の危機だ

 陳総統はさらに続けた。
 「台湾海峡の危機は共産主義独裁と直面した、最大の危機であり、国際社会はもっと、この現実を直視してほしい。
911テロ以降、日本は立法と行動によって平和を希求し、また国際社会におけるリーダーである事を見せつけてきたことを評価したい。
 日本は90年代の所謂『喪われた十年』から抜けだし、東アジア共同体の主導権を取っていることを注目しているし、また日本のODAが世界一であることに敬意を払いたい。
とくに日本の対南アジア島嶼国家への援助は、台湾の目的とも合致しており、連携を深めたい。
 昨年3月の『反国家分裂法』以後に日本が示した台湾への理解は、台湾からの観光客にビザなしをみとめ、かつWHO加盟申請への理解。こうした対台姿勢に感謝と敬意を払いたい。
 本日のこのようなテレビ会議では、直接の面談ではないにせよ、両国間の距離がいかに近いかを物語っている。これからも日台友好関係はますます拡大発展してゆくだろう」
と結んだ。

 ▼非民主的国家の不透明さが脅威の源泉

 引き続きテレビ会議では、ゲストからの発言があった。
 中川昭一氏は、
「米国から帰ってきたばかりだが、アメリカの関係者からふたつの点に質問が集中した。まず安倍政権の外交方針、日米関係、東アジアの分析。ついで北朝鮮への批判があったが、自由民主平和を希求する政治課題は日本と台湾共通の課題であり他方中国の環境破壊省エネの無策はちゃんと対応すべきである。
毎年二桁もの中国側の軍拡にはきちんと説明を求めていきたい。鳥インフルエンザなどの国際的な医療強調が必要であり、台湾のWHO加盟を早急に実現すべきである」

 池田元久(民主党)氏は、
中国は民主主義国家ではないゆえに価値観を共有出来ずしかし日本と台湾は共通の価値観で繋がっており、一層の結びつきが必要だ。
東アジア共同体は日本と台湾が中核になるべきで、もっと政治家同士の交流も必要。日米共同戦略目標が『2+2』で、明確になったことは支持できる。台湾に住む二千三百万国民の生命と財産を守るのは、当然の権利である。」

 中嶋嶺雄氏は司会役の立場を離れて、ここで発言された。
 「日本のマスコミは安倍首相の訪中前に靖国参拝に批判的であるとする北京の様相だけを書いていたが、小泉前首相の参拝によって、むしろ安倍首相はフリーハンドを得た。
チャイナ・スクールなどによる事前工作のA級戦犯、東京裁判、靖国、歴史認識など、事前の日本側の譲歩が一切無いにも関わらず安倍訪中が実現した。
日本のマスコミは最近、上海汚職に関して胡錦濤派の全面勝利などと解説しているが、中国の権力闘争は凄まじく、この国内党内闘争の最中に安倍訪中があった事実を忘れてはなるまい」。

 ▼アメリカの「台湾関係法」のように日本も「台湾関係法」を!

 これらに対して陳水扁総統が中間的にコメントした。
 「日本でも(米国の)『台湾関係法』のような立法措置ができれば、もっと秘話に寄与できるのではないか。北朝鮮の核実験は、実験そのものによる核の脅威よりも、北朝鮮の政権の不透明さが、問題であり、政策決定のメカニズムが不透明である。
 台湾はWHOへの加盟を引きつづき目指すほかに、日本とのFTAも志向している。とりあえずはEPA(経済的パートナー協定)を提案したい」
 (最初に日本と台湾の間に『投資保証協定』を締結し、ついでEPA(経済連携協定)、それからFTA締結へと駒を進めたい、と述べた)。

 さて質疑応答の時間となった。
 真っ先に手を挙げた(小生タッチの差で遅れた)のは東京新聞の前台北支局長。帰国されたばかりの佐々木理臣記者。
 つづいて金美齢女史(台湾人のアイデンティテイに関する戦闘的な質問)。ついで『自由時報』東京支局長の張茂森氏。
 やっと四番目に小生が指名された(小生のあとは共同通信の岡田氏。なんだか質問した四人は全員知り合いだが。。。)。

▼国共合作? 民主国家に於ける民間団体は利用されただけでは?

 小生の質問は以下のごとし。
 「国民党および野党は最近さかんに北京詣でを繰り返し、台湾議会では米国からの防衛兵器購入の予算案成立を徹底的に妨害している。さきほど陳水扁総統は『これは国民党と中国共産との連携がある』ことが一つの理由とされたが、さて、現在の国民党と共産党との『連携』は、第三次国共合作というほどの度合いなのか、それを目指そうという段階なのか、どのように総統は認識しておられますか?」。

 陳水扁総統からの回答はつぎのようである。

 「野党が防衛予算に反対しているのは、第一が将来の統一。つまり中国と統一すれば台湾に自衛力は不要という考えからだ。第二に理由は野党が中国共産党の要求にそった行動をとって、連携しているからだ」。

 「いまの国共合作のご質問だが、野党と中国共産党との連携を注意深くみまもる必要がある。これは『統一』の手段である。
 しかしながら中国は台湾の主権が存在しないとしており、中華民国の存在さえ認めていない。台湾を矮小化、脱政治化という宣伝を通じて国家の存在を認めようとしない。
 台湾は中国とことなった、歴とした主権国家である。
 共産主義独裁政権は党が政治と軍事をリードするシステムであり、この制度は台湾とまるで異なる。台湾は民主主義体制の自由な国家であり、したがってどの政党も民間団体も政府をしのぐ存在ではない。
 いまの国民党などの中国訪問は、かれらに利用されているだけだが、やがて泡のようになるだろう。
 主権をまもるには国防力の後ろ盾が必要であり、防衛兵器を米国から購入する予算の成立は必須である。
かれらが反対するのは大きな『統一戦略』に利用されているだけである。第三次国共合作かどうかは判らないが、こういう動きは国家全体の利益にはならない」。

   ◎
 (このテレビ会議の模様を日本の各紙は三段、四段扱いで報じたが、台湾各紙は、経済問題よりも、むしろ小生との質疑応答の部分を大きく報道している)。
 自由時報 
 中国時報
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2006年10月24日

何故あのアメリカの傘の下に居ながら日本は安全なのか

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)10月25日(水曜日)通巻第1596号 10月24日発行
ゴールドマンサックスは何を考えているのでしょうか?
 中国工商銀行のIPO(新規株式公開)は、史上空前の219億ドル

 しばし数字を並べよう。
 219億ドル。この27日に香港で上場する中国最大の国有銀行「中国工商銀行」があつめるお金(昨日のドル換算、118円40銭で計算すると邦貨換算2兆5000億円弱)。
 ちなみに1998年、NTTドコモが世界最大級の上場でかきあつめたカネは、184億ドルだった。
 さて昨年秋、中国建設銀行が上場したときは、92億ドル。ことし六月「中国銀行」のIPOは、110億ドルだった。
 ようするに中国農業銀行をのぞく、国有三大銀行は、これにより、合計420億ドル(およそ五兆円です)を、世界の投資家から、掻き集めることになる。
 その錬金術の幹事役が米国最大の投資銀行「ゴールドマンサックス」。
 第74代米国財務長官になったヘンリー・ポールソンは、このゴールドマンサックス会長時代、じつに70回も訪中して、積極的に中国国有銀行の株式公開路線を、北京に説得し、自らそのおりの主幹事を引き受けてきた。
 ご存じですか。過去三年間、ゴールドマンサックスが中国で得た「手数料」などの収入が、じつに39億ドル(数字はブルームバーグ、24日付け)であることを!

 以上は個人的メモ。ここからは推して知るべし。
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2006年10月12日

韓国建国以来最大の失敗の予感。

 正直なところ貴重な時間を韓国ウォッチに裂くのは勿体無いと思ってる。そういう記事を上梓されているブログ作者の方々には申し訳無いが、日本の外交全体から見れば日韓関係は枝葉でしかない。しかし隣のキチガイが核爆実験をしたと発表するに至っては、その支援を進んで行ってきた国の一つである韓国の動向にも注目せざるを得ない。
 不謹慎を承知で言えば、北朝鮮の核爆実験宣言は、朝鮮族にとっては韓国よりも先に北の独裁者のキチガイ行為の方が脱中国に独自で道を開いたと言えるだろう。しかしその時点でもう真っ当な国になる芽は摘まれた。同じ民族だからと感傷的に統一を夢見た韓国民の生命や財産の事など考えていなかったという事だ。そんな国に対して韓国の大統領はどういう政策を執ってきたか。

盧武鉉大統領、北朝鮮事業に出資する韓国企業幹部らと会談
 [ソウル 11日 ロイター] 北朝鮮の核実験実施報道を受けて、韓国が北朝鮮での事業に対する支援停止を検討するなか、盧武鉉大統領は11日、これらの事業に出資する企業の幹部らと会談した。
 大統領は、観光や農業貿易など広範囲にわたる北朝鮮での事業に出資している企業の幹部らを前に、北朝鮮による核実験実施の発表に対する国際的反応や、韓国がそれに歩調を合わせようとしていることなどに言及し「これは1日や2日、1カ月や2カ月では解決されない問題だ。解決には長い時間が必要だ」と語った。
 大統領は今週、北朝鮮に対する政策を見直す必要があると表明していた。
 現代グループ傘下の現代峨山は、北朝鮮の金剛山の観光事業や開城工業団地事業を運営しているが、現代峨山に37%出資する現代商船(011200.KS: 株価, 企業情報, レポート)は9日のソウル株式市場で15%下げてストップ安となった。同じく現代峨山に18%出資する現代建設(000720.KS: 株価, 企業情報, レポート)も今週に入って下げている。

ヒュンダイ (2006/10/12 02:05 確認)
(前略)
韓国の現代グループ。現代峨山、現代商船を中心とした財閥。鄭周永の後継者とされた5男の鄭夢憲が率いていたが、2003年に自殺後、妻の玄貞恩が後を継いでいる。
(後略)

鄭夢憲 (2006/10/12 02:10 確認)
(前略)
事業を通して北朝鮮側との太いパイプが出来た鄭夢憲は北朝鮮を何度となく訪問し、金正日とも合計5回会談をした。鄭夢憲は2000年の南北首脳会談に際して韓国側代表団に選ばれるなど、韓国と北朝鮮との関係で幅広い活躍を見せた。
(中略)
2003年2月には5億ドルの対北朝鮮秘密支援が明らかになり、特別検事による捜査が行われることになった。盧武鉉大統領が許可しなかったことにより、特別検事の捜査は途中で中断するが、秘密送金の当事者である鄭夢憲への検察の事情聴取は続き、そのような中の2003年8月4日、ソウル特別市鍾路区にある現代峨山のオフィスから飛び降り自殺をする。
(中略)
その一方、現代グループの対北朝鮮事業では5億ドルの対北朝鮮秘密支援など、巨額の資金が北朝鮮側に渡され続けており、大きな非難が集まっている。
(後略)

 国は国民の生命と財産を守る事が最大の義務であって、韓国民はもっと声を大にして政府の責任を追求してもよいのではないか。繰り返すが、もう民族が統一されても真っ当な国になる芽は無い。せっかくアメリカが38度線まで押し戻して手に入れた民主主義の独立国である。民族の統一を目指すより韓国の自主独立を守ろうとするべきだ。中国やロシアの傀儡を排除した国であり続けなければならないだろう。大統領が北支援企業のダークさに目を瞑るにはそれなりの対価を得ていたと考えるのが普通だ。そして遂に金の切れ目が縁の切れ目である。止むに止まれず支援中断だと金づるに説明会開催ですわ。この期に及んでほとぼりが冷めるまで待てと言われて納得している企業はどうかしている。北の地が手に入るどころか韓国の北朝鮮化が進められていた事に気付かない馬鹿も居ないだろう。こんな国民の生命と財産を売るような大統領を頂いている事に同情を禁じえない。

【社説】核実験を機に正体を現した韓国の左派勢力
(前略)
 統一連帯、 民主主義民族統一全国連合(全国連合)、南北共同宣言実践連帯、全国公務員労働組合、全国民主労働組合総連盟(民労総)などの左派団体らは10日、「米国の北朝鮮に対する圧迫政策が北朝鮮を核実験に駆り立てた。もし米国が今後も北朝鮮に対する敵対政策をとり続けるのなら、これを粉砕するための動きが急速に広がるだろう」とし、今月22日に反米・反戦民衆大会を開くことを発表した。
 また韓国大学総学生会連合会(韓総連)も、「現在の事態の原因は100%米国にある。核保有は自主国家の権利であり、米国と国連にはこれを制裁するいかなる権利もない」と主張した。
 今回の事態は、核兵器を製造し、ドル紙幣を偽造して麻薬の密売を行い、国民を飢え死にさせている北朝鮮の体制を国際社会が制裁しようと指導者の秘密資金を凍結させたことに反発し、核実験で応酬したものと言える。
 こうした背景のもとで行われた北朝鮮の核実験が、大韓民国で左派を標ぼうする政治団体・労働団体・統一関連団体の考え方と主張の矛盾点を暴露し、彼らの正体を暴くという副産物をもたらした。
(中略)
 皮肉にも今回の北朝鮮の核実験は、思想的に左派であるかのように振る舞ってきたこの国の左派団体と、その構成員らの正体を暴き、彼らが実際には金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)と続く世襲独裁体制のシンパ、もしくは手先に過ぎなかったことを白日の下にさらす結果となった。
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2006年10月08日

国会議員は自国の利益を考える人であるはずだから

あくまでも"日本国外の話"だが、

【米国】下院議長らに2万通のFAXを送ったのに従軍慰安婦決議案廃案の危機 韓国系市民ら送信強化へ
 アメリカの連邦下院国際関係委員会が9月13日に満場一致で通過させた、第二次大戦当時の日本の従軍慰安婦動員に関する決議案(下院決議案759)の本会議処理が難しい見込みだ。
 決議案の本会議通過運動を展開している韓米連合会(KAC)などの主要団体は、連邦下院が先月30日から11月7日の中間選挙まで臨時休会に入っているうえ、選挙後の残り会期があるとはいえ既にレイムダック会期なので議員らの関心を呼ぶのは難しいという点を憂慮している。
 このため各団体は、デニス・ハスタート下院議長とジョン・ボーナー共和党院内総務の事務所あてに、本会議上程と通過を要求するファックスを送る運動に総力を傾ける方針だ。
 KACのチャールズ・キム全国会会長は、「現時点では通過可否は五分五分だ」としたうえで、「既に該当の議員の事務所には約2万通のファックスを送ったが、終盤の決議案通過を成功させるべく可能なすべての方法を動員する計画だ」と語った。
 この慰安婦決議案は、今年4月に民主党のレーン・エバンズ議員(イリノイ州)と共和党のクリストファー・スミス議員(ニュージャジー州)が共同提出したもので、日本政府に対して
▲従軍慰安婦動員の事実と責任を認めること、
▲この問題が反人権的問題であることを、現在と未来の世代に教育すること、
▲慰安婦動員を否定するいかなる主張に対しても公けに強く反駁すること、
▲国連及び国際アムネスティーの慰安婦勧告案を履行すること、
などを要求している。
(後略)

 スパム送信者の発想。(笑)
 アメリカ合衆国下院がこれを通過させるかどうか。何れにしても、アメリカ国民はいったい誰の為に下院議員を選び、税金から給料を払っているのか、議員は誰の為に働くべきなのか、その議員は国益を追求しているか、よーく観察した方がいい。これは国を売る国会議員をアメリカよりも沢山出し続けている日本の国民の一人としての愚痴と同情と忠告である。
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2006年10月07日

小池百合子総理補佐官に期待するもの

 北朝鮮の核爆実験が近いようです。実際にはやらないさ、などと言ってはばからない人もいて、それなりに理屈はあるみたいなんですが、どの理屈も説得力に欠けます。それらの殆どがアメリカへのツンデレ説ですが、その発想は3ヶ月前にもう破綻してしまっていて、議論としても決着したものと言えるでしょう。今日に至ってその論調は益々鳴りを潜めています。
 9月に中国の新聞に載った論文では、かつてアメリカは核兵器保有国と戦争をした事は無く、故に北朝鮮は核兵器保有がアメリカの脅威から逃れる術だと考えているようだ、との推測がされています。つまり、アメリカと穏便に付き合いたい国はむしろ核兵器保有しなければならないという論法です。これはあながち間違っておらず、対インドで核兵器保有したパキスタンは結果的にアメリカの対タリバン戦争で優位な立場を得ました。ただ北朝鮮の勘違いは、頼みの中国やロシアもアメリカと同様に核バランスで成り立っているという事です。また北朝鮮が核兵器保有すれば間違い無く韓国と日本も核兵器準備に入ります。日本の核兵器保有は中国とロシアには死活問題ですから、世界の外交力バランスに大きな変化をもたらします。そこまで考えの及ばない自己中心的な外交感覚しか持ち合わせず、中国ですらそれに困惑を隠さないようでは、最早北朝鮮は攻撃を受けるか自身がクーデターなどで犯罪を認めるかしか国の存続が無いでしょう。しかし北朝鮮をアメリカが取るか、中国が取るか、ロシアが取るか全く不透明な状況では、突発的に崩壊されても混乱は大きく、日本にも少なからず難民が流れ込む事が予想されます。日本にはその準備ができていません。日本人としてはさらわれた人達を取り返すのが第一義ですが、それ以外ではまだ暫く生かさす殺さずの状況が続く事が望ましいのは確かです。
 客観的に見て現段階でこれを仲裁できる国は皆無となってしまっていますが、わずかな可能性が見えるのがイランと日本の関係ではないでしょうか。イランの油田採掘権を使った日本への圧力は、北朝鮮を含めてアメリカに敵視される状況に対するSOSとも取れます。確かに現状でアメリカに対して物申すのは日本が最も有効と言っていいかも知れません。今週、小池さんはアメリカに行っていました。東アジアと中東の緊張以外に席上の議題が見つかりません。是非ともイランとの交渉のキーパーソンになって頂きたいと望みます。
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2006年09月26日

中国でも新政権確立

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)9月27日(水曜日)通巻第1567号(9月26日発行)
陳良宇・上海市書記が失脚。胡錦濤、ついに「江沢民残党」を一斉追放へ
  政治局員の失脚は11年ぶり、政治激変の兆候か

 絶大な権勢をほこる中国共産党・上海のトップがひっくり返ったのである。
 筆者が兼ねてから予想してきたとは言え、ピッチが早い。これで前国家主席の江沢民「院政」時代は完全な終わりを迎えた。
 直前の八月まで、胡は江沢民を二階へあげて、褒めそやしている内に梯子をはずした。
 すなわち『江沢民選集』を出版させて、各行政単位の末端にまで強制的に買わせたから、その印税だけで4億元とも言われる。
 江沢民は有頂天だった。
 狙いは江沢民を油断させ、不断からゆるい上海派の団結力をそぐことに置かれていた。
 陳書記失脚で、いまのところ報道されているのは上海市の社会保険基金をめぐっての汚職事件だが、この背後には常に共産党同市トップの陳良宇・党委書記(党政治局員)の陰がちらついていた。
 この一味が横領したカネは40億元とも言われている。
 もとより上海不動産のバブル化の黒幕も陳書記だが、胡錦濤は、念入りの捜査を重ねさせて、ようやく党は陳書記を抜き打ち的に解任したのだ。
 捜査したのは上海の検察でも公安でも警察でもない。中央直属の「党中央規律委員会」。
 「つまり陳良宇一派の存在が胡の政策遂行に障害となると判断したからであり、それ以外に現職の政治局員の失脚はありえない」(NYタイムズ、9月25日付け)。
 しかも次のターゲットは黄菊(前上海市長、江沢民の番頭、現在政治局序列六位)であり、黄夫人はすでに拘束されている。
 陳良宇書記も黄菊も江沢民・前国家主席に連なる「上海閥」の最有力メンバーだ。
 現職政治局員の解任は江沢民の最大の政敵だった大物、陳希同・元北京市党委書記が汚職事件に関与したなどとされて解任以来、11年ぶりの「大事件」だ。陳希同は内蒙古の刑務所に送られ、まだ収監されたまま。
 日本のマスコミは「胡指導部の発足以降、汚職事件に絡む最も高い地位の幹部の処分で、腐敗問題に厳しく臨む胡政権の姿勢を打ち出した」などと言っているが、これは本質ではない。

▼権力の内部争いが、ドラマの本質である
 陳良宇は書記に就任する前は「上海市長」だった。
 この市長時代に不動産バブルの影で業者の周正毅と組んで大儲け、一連の上海派のスキャンダルの元締めと言われた。
 民間で官と癒着し不動産投機で巨額の汚職をおこなった主犯は民間デベロッパーの周正毅だが、この周が拘束、逮捕、起訴と進むにしたがって陳市長の弟(陳良軍)と市長夫人の関与が取りざたされ、失脚は時間の問題と言われていた。このとき市長は韓正に変わったが、陳良宇は失脚どころか「大出世」を遂げて上海市書記になったのである。
 つまり上海でトップの位置についたのだから、背後で院政を敷いていた江沢民の保護がなければ、あり得ないことだろう。
 香港の雑誌『開放』(8月号)によれば陳良宇書記には最近、「美人女子学生が愛人」と噂された。ところが陳書記の事実上の愛人は上海大学保衛第一派出所所長で尤麗分という中年の女性らしい。
 同じく江沢民の子分、黄菊(政治局員、序列6位)は末期癌で中央政界から退場するのは時間の問題といわれる。
 醜聞の元凶は夫人の余慧文だ。
 余は上海の不動産富豪の張栄坤(中国富豪ランク46位)と手を組んでのスキャンダルが絶えず、中央規律委員会が隔離審議にはいった。
 とくに張栄坤は不動産、家具製造のほか高速道路企業を経営、これは上海と杭州を結ぶドル箱路線。その買収の過程で賄賂など巨悪の証拠があるとする官製情報が盛んに流れている。
 このようなトップの志気の緩みは軍の腐敗を生む。
 最近も海軍ナンバー2だった王守業の失脚が伝わり、ついでオリンピックを控える首都で北京市副市長の劉志華が失脚した。
 背後にある胡のキャンペーンは「反腐敗」が看板、実態は守旧派の排除なのである。
 ついで胡錦濤は天津市のトップ(共産党委員会書記)の張立昌(政治局員)をコーナーへ追い込んだ。これも検察を越えて、いきなり党直属の中央規律検査委員会が捜査に乗りだした。
 上海派排除のために「暴動を政治利用」しているのも胡錦濤である。
 イアン・ブレマー(リスク管理専門家)は「ヘラルド・トリビューン」(7月15日付け)への寄稿で、「胡錦濤が暴動の統計をいきなり公開した大きな理由は上海派の残党狩りである。前任者江沢民時代にこういう社会不安をあらわす数字の公表はなかったから」。
 守旧派となった上海派の巻き返しは一時凄まじいものがあった。
胡の右腕、温家宝一家の財務スキャンダルが西側マスコミに漏れるのは、復讐劇の一環だ。
 温首相の長男、温雲松の株投機、張培莉夫人と大手保険「平安保険」との異常な関係など嘗ての李鵬首相夫人のインサイダー取引黒幕説を彷彿とさせる。
 ともかく、こうした政争に身の安全をはかって急速に胡に近づいたのは、嘗ての江沢民の右腕・曾慶紅(序列五位、国家副主席)だ。 

 ▼これだから面白い中国の奥の院の政争
 本質に横たわるのは「三国志演義」的な血みどろの権力闘争である。
中国の奥の院で展開される熾烈な権力闘争は常態であり、決して止むことはない。
 近年の特色は、単に軍権を誰がおさえるか、という基本動向をウォッチするだけでは実態は判らない。改革開放以来、多彩な枝が増えて、誰が率いる、どの派閥が、最大の財力を扶植できるかという視点が中国政治を解析する際に重要なのだ。
 中国の派閥は従来的には親族および同郷のコネクション重視だった。
共産主義と言っても人間集団であり、伝統的体質をすぐに脱皮できる筈はない。地方軍閥の群雄割拠という特質は三国志以来、不変の原則だ。
 中国共産党のトップ・胡錦濤は安徽省出身だが、学閥は清華大学で人脈は共産主義青年団(これを「青紅幇」という)。
 ちなみに温家宝首相は天津出身。前主席の江沢民は上海、トウ小平は四川省、毛沢東は湖南省出身。朱容基前首相も台湾野党指導者の宋楚諭も湖南人だ。
 ところが従来の地域閥の空間を越えて胡錦濤は「青紅幇」を中軸に活かし、「上海派」の排除を陰湿に展開してきた(この場合の「上海派」とはビジネス利権に繋がる江沢民前主席の利権集団を意味する)。
 胡錦濤は人事権を巧妙に行使し、守旧派分断を図った。
 最初は香港の行政長官更迭だった。
 富が集中する香港を動かしてきたのは旧イギリス利権と結んだ広東閥と寧波人脈が主流だった。
 董建華前行政長官は包玉剛らの海運人脈からでた江沢民派だった。江沢民が引退した途端、董は寧派人脈=上海閥をきらう胡錦濤によって行政長官の椅子から引きずり下ろされた。
 97年の香港返還から九年間、香港の自治は窒息寸前。中国の影響力がつよまり、ビジネス界でも民主化グループは雲散霧消、マスメディアも殆どが北京寄りにスタンスを変えた。民主化の象徴として高い人気を誇るアンソン・チャン女史は次期香港行政長官には立候補しない、と表明した。
 「いまの選挙のルールは、はるかに民主化のプロセスから離れており、民主化を願う人々を失望させるだけのゲームの決まりを作ったようなもの」とアンソン女史は不出馬理由を述べた。(NYタイムズ、9月25日付け)。
 アンソン・チャンは中国返還記念日(7月1日)の民主化デモに参加した。陳方安生女史は北京に対して物怖じせず、率直な発言をすることでも有名で、昨年12月の民主化デモにも参加し、普通選挙の全面導入を訴えた。
 その彼女が香港の未来に暗いヴィジョンしか抱けないほどに香港の経済も政治も希望を失ったわけだ。
 香港特別行政区政府は、中国の覚えめでたき曽蔭権(ドナルド・ツァン)が行政長官を2005年6月以来務めている。かれは錦濤派と見られている。
(後略)

上海汚職事件さらに拡大も 中国、規律検査委が会見
 中国共産党中央規律検査委員会の干以勝秘書長は26日の記者会見で、社会保険基金の不正流用などに関与していたとして上海市トップの陳良宇・市党委書記が解任された汚職事件について「さらに一部の人たちに捜査が及ぶだろう」と述べ、事件がさらに拡大するとの見通しを示した。
 干秘書長は「委員会の調査により、陳氏の重大な規律違反の嫌疑が発覚した」と指摘、「職責の高低にかかわらず、誰であろうと法律にのっとり調査し、腐敗分子を厳しく処分する」と強調した。
 また、昨年11万人以上の党員が処分を受け、うち約1万1000人は横領や贈収賄などの汚職が原因だったことを明らかにした上で、7200人余りが司法機関に送致されたと述べた。

 特定アジアの特定階層の皆様、おめでとうございます。またそれを日本から後押ししてきた皆様、ガッチガチの安倍内閣誕生ご愁傷様です。もうあなた方の出る幕はありません。さっさと出て行ってください。

二階氏「日中関係は重要」 呉副首相に安倍氏伝言
 中国を訪問中の二階俊博経済産業相は25日、湖南省長沙市で呉儀副首相と会談した。二階氏が安倍晋三自民党総裁からの「日中の2国間関係は極めて重要だ。関係改善へのあらゆる努力を惜しまない」とのメッセージを伝えると、呉副首相は26日に発足する新政権に対し「新たな日中関係を開いてくれることを期待している」と述べた。
 二階氏のメッセージに対し、呉副首相は「安倍新総裁に祝福の言葉を伝えてほしい。新総裁のメッセージは胡錦濤国家主席に必ず伝える」と約束したという。
 東シナ海のガス田開発問題については、呉副首相が「日中交渉をもっと加速して行わなければならない」と提案し、二階氏もこれに同意した。共同開発の合意には至らなかったが、その方向性で意見が一致していることを確認した。
 長沙では26日から内陸6省の振興を目指して国際博覧会が開幕する。二階氏は5月に京都で薄煕来商務相と会談したさい、博覧会訪問団の派遣を要請され、今回、日本からは、海外勢として最高の約1000人が参加することになっている。
          ◇
 麻生太郎外相は25日、外務省内で訪日中の中国の戴秉国外務次官の表敬訪問を受け、日中関係について「重要な時期にあり、引き続き対話・相互理解を促進することが重要だ」との認識で一致した。ただ、約1年5カ月途絶えている日中首脳会談の実現については、谷内正太郎外務次官と戴次官による日中総合政策対話でも進展はなく、26日以降も対話を続ける方向で調整する。
 対話などで、中国側は「政治的障害を取り除くべきだ」との主張を繰り返した。谷内氏は同日の記者会見で「理解が深まったものもあれば、従来通りのものもある」と述べたうえで、見通しについて「前進しているとの印象は持っていない」と語った。

 もう相手にされてない二階。(笑)中国に永住しては如何か。
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自国を愛せないのと愛さないのは全く別もの

中国人の悲哀

 中国人と一口に言ってもウィグル人やチベット人も含まれるわけですが。それを差し引いても沸々とマグマが煮えたぎっている様子が伺えます。小泉さんが靖国神社を参拝してなかったら危なかったかも知れんですね。この調子なら北京五輪まで持ちそうですから。恩を忘れるなよ、中国共産党。(笑)
 さて、これからはどうなるでしょうか。このまま情報統制が緩まず西側の投資が金融に絞られると、上海万博辺りが分岐点かなあ・・。
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2006年09月16日

民間外交とはこういう事を言うのだよ、奥田さん。

古森記者「ワシントン・ポスト投稿文に反論する」
 ■事実無根の中傷こそ威嚇行為
 【ワシントン=古森義久】産経新聞と記者(古森)が日本の公的人物を威嚇し、その言論を弾圧していると非難する投稿が米紙ワシントン・ポスト8月27日付に掲載された。米国民主党系活動家が書いた同投稿文は記者がテロを意識的に扇動しているとも断じた。この事実無根の中傷こそ自由な言論への威嚇として反論したい。
 民主党系の政治活動にかかわり日米関係についても時折論評するワシントン在の米国人スティーブ・クレモンス氏は「日本の思想警察の台頭」と題した同文で記者が8月12日付本紙国際面に書いたコラム「緯度経度」をまず「自由な言論を抑圧し市民社会に後退を迫る右翼による公的人物に対する威嚇キャンペーンの最新の襲撃」だと非難した
 記者のコラムは外務省管轄下の公的機関の日本国際問題研究所(JIIA)が外国向けに日本の外交や安保の政策の根本を否定するような極端な内容の英語論文を連続して発信していることを伝えその理由を問うだけだった
 だがクレモンス氏は「古森はJIIAの佐藤行雄理事長に謝罪を要求した」と書き、佐藤氏が8月18日付の産経新聞で同英文論文は「所内の審査が行き届かないままに発信が行われた」「公益法人としての当研究所の立場にふさわしくない表現や誤解を招く用語があった」と認め、そのサイト掲載を停止したことをとらえて、「(産経による)言論弾圧」と糾弾した。
 しかし現実には記者は同コラムでは穏健な表現に終始し佐藤氏への謝罪も掲載停止も一切求めておらずクレモンス氏が原文をきちんと読んでもいないことが明白となった。またJIIAが内部の手続き不備を主理由に自組織の一定発信を自主的に停止したことが言論弾圧ではないことも明白である。
 しかし同投稿文はそこから一気に「超保守の」産経新聞や記者が「1930年代ふうの軍国主義、天皇崇拝、そして『思想統制』の復活を切望する極右活動家の暴力的なグループ」の一部だとして、「そのグループが最近は主流となり、自分たちに同意しない人たちを攻撃し始めた」と述べている。このクレモンス氏の記述は捏造(ねつぞう)としか評しえない。
 産経も記者も「1930年代ふうの軍国主義などの復活を切望した」ことは皆無であり、民主主義や言論の自由への一貫した支持表明により、軍国主義には強く反対してきた。
 しかしクレモンス氏は「この種の極右の一員が先週、自民党元幹事長の加藤紘一氏の実家を焼いた」と記し、あたかも本紙や記者がその放火容疑者とつながっているかのように中傷した。ちなみに本紙はこの放火を事件直後の社説で厳しく糾弾している。クレモンス氏はさらに富士ゼロックスの小林陽太郎氏や元外務省の田中均氏に対するテロまがいの威嚇行為を列記して本紙などとの関連をにおわせ、さらにこうした流れは戦前の犬飼毅首相暗殺と同様の傾向だと断じている。
 そのうえでクレモンス氏は記者について「産経の古森は彼の言論が最近のテロ実行犯らを頻繁にあおることにも、彼らの(テロ)行動が彼の言論に恐怖を高めるパワーを与えていることにも無意識ではない」と書いた。
 つまり記者がテロ行為を意識してあおっているという不当な断定である。同氏は記者へのこの威圧的な中傷になんの根拠も示していない。
 ワシントン・ポストは日本の主要全国紙である産経新聞とそのワシントン駐在記者に対しこれほど重大かつ不当な誹謗(ひぼう)の文章を掲載するにあたって、事前に当事者に対して事実関係を調べる作業をしていない。掲載後すぐに記者は反論を書きポストあてに送ったが2週間以上が過ぎた14日現在掲載されないため、本紙でまず反論することとした。(ワシントン駐在編集特別委員・古森義久)

 中国が最も恐れる男、古森義久。常に狙われ続けている事がそれを証明してます。だいたいこのワシントンポスト記者活動家と称する左巻き、日本のウヨサヨ構造すら知らずに書いてると思われる。古森さんを理不尽に狙っている事から、中共の傀儡記者になってると睨んだが如何に。
 とにもかくにも、古森さんの身の安全を。
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2006年09月04日

上海シックスって仲の悪い国の集まりだからオブザーバーを置いてるんじゃね?

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)9月4日(月曜日)貳 通巻第1549号   特大号
世界一の不動産投機は中国からロシアに移行していた
 価格はロンドンより高く、賃料は欧州一、石油成金のマネーゲーム

 モスクワもサンクトペテルブルグも、イルクーツクもウラジオストックも、建築用のクレーンが乱立し、ブルドーザが唸りをあげている。
 景観は一変した場所も目立つ。
 モスクワのマンション価格、この三年で四倍、過去一年で倍になった。
 いくら中国人が投機好きだからといっても、これほど凄い不動産ブームはなかった。基本的にロシアでは三ヶ月ほど凍結し作業不能になるため建設が遅れ、結果的に市場へ出回る物件が少ないからだろう。
 外国人相手のホテルも、冷戦時代から高かったが、これまで欧州で一、二を争うほど。
 政府は不動産物件、とくに庶民のマンション購入には住宅ローンを奨励し、金利5・8%で、貸し出し政策も行っているが、実際には九割前後が「キャッシュ」で購入するという不思議さ。
 嘗てモスクワのマフィアはチェチェンが一番凶暴と恐れられた。
 いま、建築現場の労働者は不法移民のタジク人。かれらは黙々と低賃金で働き、粗食に甘んじ、不法滞在の摘発を恐れながら建築現場に巣くっている、という(ロンドン『エコノミスト』、8月26日号)。
 石油成金国家、ロシア。新しい側面には注目であろう。

 モスクワの物価上昇が日本で報じられ始めたのはここ1年以内だろう。遅いよなぁ。限られた紙面を割らなければいけないから報じなかったとすれば、優先順位をマスコミが誤っていたとしか思えない。今やエネルギー戦略の中心は中東に在らず。

モンゴル地下資源に各国触手 日中活発も露一歩リードか

首相、次は中央アジアで戦略的資源外交

首相、中露を牽制へ資源争奪の旅 週明け中央アジア歴訪

小泉首相 カザフスタンへ出発 中央アジア訪問
(前略)
首相とナザルバエフ大統領が首脳会談を行い、カザフが世界第2の埋蔵量を誇るウランの鉱山開発技術や原子力発電所導入の協力など両国関係の強化をうたった共同声明に署名する。
(後略)

首相、タシケントへ ウズベキスタンで経済、エネルギー資源開発など協力強化

 これらの前に小泉さんが行った中東とは、内容の濃さが全然違いますな。
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2006年08月02日

海自までが、易々と

海自内部情報持ち出し 対馬防備隊の1曹
 海上自衛隊対馬防備隊上対馬警備所(長崎県対馬市)の男性1等海曹(45)=佐世保地方総監部管理部付に異動=が、持ち出しが禁じられている外国潜水艦などに関する内部情報をCDにコピーして隊舎自室に持ち帰っていたことが2日、分かった。
 1曹は交際していた中国人女性に会うため無断で中国・上海に頻繁に渡航。女性は中国当局から情報提供を強要されたとする遺書を残して平成16年5月に自殺した在上海総領事館員も出入りしていたカラオケ店に一時勤めており、長崎県警は海自情報が中国側に漏れた可能性もあるとみて捜査を始めた。
 1曹は16年4月から上対馬警備所で船舶の監視を担当。海自の内部調査に対し、中国側への情報提供は否定している。
 関係者によると、今春、同僚が「(1曹が)夜勤中にデータを内証でCDにコピーしている。無断で中国の交際相手の女性に会いに行っている」と幹部に報告。幹部が1曹の部屋を調べると、外国の潜水艦や艦艇の写真を集めた「識別参考資料」といわれる内部情報が記録されたCD1枚が見つかった。
 防衛庁によると、総監部の調査に対し1曹は「今年2月に一度だけコピーした」と認め「自分の勉強のために部屋に持ち帰ったが、国外には持ち出していない」と漏えいを否定。調査では識別参考資料が中国に持ち出された形跡は確認されなかった。
 一方、昨年1月から今年3月にかけて中国に計8回無断で渡航したことを認めており、1回目の渡航では中国にいたことがある同僚の元3曹と一緒に上海に旅行し、日本人向けカラオケ店で中国人女性と知り合ったという。
 防衛庁は秘密性が高い順に防衛秘密を「機密」「極秘」「秘」に区分。識別参考資料はその下の「注意」で、持ち出した場合、自衛隊法違反には問われないが、内規違反となり、海自は6月に1曹を口頭注意とした。無届け海外旅行については総監部に異動させ、7月4日付で10日間の停職処分にした。

1等海曹が海自内部情報持ち出す、上海に無断渡航も
 海上自衛隊上対馬警備所の1等海曹(45)が、無届けで中国・上海への渡航を繰り返したうえ、持ち出し禁止の内部情報をCDにコピーして自宅官舎に保管していたことが1日、明らかになった。
 上海への渡航目的は日本人向けカラオケ店に勤めていた中国人女性に会うためで、このカラオケ店は在上海日本総領事館員自殺問題で登場した中国人女性が勤めていた店だった。1等海曹は海自の調査に中国側への情報提供を否定しているが、警察当局は情報漏えいの可能性もあると見て、1等海曹と女性の交際の実態などについて捜査を進めている。
 1等海曹は2004年4月から長崎県対馬市の上対馬警備所で海上を航行する船舶の監視員を務めていたが、先月、停職10日の懲戒処分を受け、現在は同県佐世保市にある佐世保地方総監部の管理部付となっている。
 防衛庁海上幕僚監部によると、1等海曹について、「機密情報をコピーして持ち出したり、無断で中国に渡航したりしている」という内部告発があったのは今年4月。同総監部が調査したところ、上対馬警備所敷地内の自宅官舎から、周辺国の軍隊が所有する艦船や潜水艦の写真を集めた内部情報をコピーしたCDが見つかった。1等海曹は、この資料を今年2月に警備所のパソコンでコピーしたことを認めた。
 さらに、自宅官舎には上海在住の中国人女性からの手紙などが保管されており、1等海曹はこの女性と会うため今年3月までの1年3か月間に計8回も無届けで上海に渡航していたことも判明した。
 1等海曹がこの女性と知り合ったのは、昨年1月別の部署に所属していた元3等海曹(28)と上海に旅行した際、日本人向けカラオケ店で接客を受けたことがきっかけ。カラオケ店は一昨年5月に自殺した在上海総領事館の電信官(当時46歳)が中国公安当局に連絡役に仕立てあげられたとされる女性と知り合った店だった。
 海幕によると、CDにコピーされた内部情報は「識別参考資料」と呼ばれ、他国の艦船を監視する際などに利用されている。防衛庁の秘密情報は「機密」「極秘」「秘」の3段階で、識別参考資料は、その下の「注意」にあたり、外部に持ち出した場合、自衛隊法には抵触しないが、内規違反にあたる。
 同総監部の調べに対し、1等海曹は「自室で勉強するためにCDを持ち出した」などと説明。1等海曹のパソコンや携帯電話の通話記録中国人女性との手紙の内容などを分析した結果、識別参考資料が中国に持ち出された形跡は確認できなかったが、警察当局では他の資料も含め流出の有無を調べている
 海幕広報室は「上海で現地調査することは事実上不可能中国人女性がどんな人物で背後関係があるかどうかについては調べられなかった」と話している。

 言いたい事は山ほど有るが、推して知るべし。何故朝日やTBSが橋本さんを擁護し、谷垣さんを新総理にしたいかを、"靖国問題"などという問題にもならないバカ騒ぎのせいだなんて、そんな単純なもんじゃないですよ、ってコト。
 ビジネスで海外に出た人は24時間が戦いだと肌で分ってるでしょ?増してや外交官や軍人、国民としての心得がすっ飛ばされた教育で大人になってるという前提で、自分の胸に手を当ててみる必要が有る。日本の尊厳のために現地のヤクザに狙われた経験は俺にとって幸か不幸か?(笑)あれが無ければ俺も薄っぺらく日中友好に励んでたかと思うと空恐ろしい。
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2006年07月07日

北朝鮮のミサイル発射を点数評価してみる

 あちこちで公人、私人、報道が入り乱れて成否に白黒着けたがっている。踊る阿呆に見る阿呆だな。北朝鮮のミサイル発射は一つの目的で行われたものではないのだから、それぞれについて検証すべきなのだ。

1.発射実験 ←成功、90点
 事前に自国船舶を着弾位置から退避させていた。本当だとすれば、実際の着弾位置のまとまりから見ても、それなりの精度を持つと実証された。

2.兵器販売 ←成功、90点
 上記1を受けてオーダーが望める。特にスカッドは有力だろう。

3.揺動作戦 ←やや失敗、40点
 日本で特筆すべきは民団と総連の提携白紙撤回だろう。総連が本国にそっぽを向く日も近いかも。但しマスコミもお祭り騒ぎ。左派の便乗プロパガンダ多数。ダメージは小さくない。アメリカは舐めきっているのがハッキリしただけ。韓国もマスコミが煽っているが一般人の反応はイマイチ。しかしジワジワ利いてくるのは間違い無い。ヌラリヒョン北へ亡命か?

4.内政対策 ←成功、80点
 国威発揚で成果有りですな。ただ間も無く生活に跳ね返るので、反動も考えるに難くない。真っ先に軍部が割れるのかも。

5.外交対策 ←失敗、20点
 中露共に北朝鮮に不利と思われる事があったばかり。中国は意外に小沢さんの訪中が利いている様子が伺える。与党が安部さんで強硬路線を変えない事がほぼ確実なので、野党のみを通しての外交に割り切ったように思える。ロシアはルーブルの解放を発表したばかり。西側資本との繋がりを強める為には関係を悪化させる姿勢はとり難いだろう。安保理では制裁案に棄権するのがやっと。中国との睨み合いも有り、日本の取り組み次第ではロシアは制裁を非難さえしないかも知れない。

 以上、個人的採点。トータル500点中の310点で、付けた自分で驚くほど良い評価だな。(笑)総合評価としては、政治的な読みが甘くなってきた代わりに商売が上手くなってきた、というところか。中国の上っ面だけパクろうとしてますね。(笑)

 と思ったら、似たような意見が宮崎さんのメルマガで来たよ。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
平成18年(2006年)7月7日(金曜日)通巻第1502号
 テポドンを含む北のミサイル発射の目的は、
 第一に輸出商品の性能を潜在バイヤーに誇示する「武器展覧会」の性格がつよい。
潜在バイヤー? これまで北のミサイルを買った国々はイラン、イラク、パキスタン、リビアなど。
金融制裁と麻薬を締め上げられて、北は現金に窮しているからだ。
 第二は中国の戦争代行
 拙著にも述べたように中国は北の核ミサイルを代理使用して日本に先制攻撃をかけるというシナリオも用意している。
「超限戦」というのは戦術、手段は何でもあり、孫子の兵法の基本は徹底的な騙し、謀略である。そもそも中国人は伝統的に自分では闘わない。共産党は国民党に抗日戦をやらせて、自らは逃避行、勢力を温存していた。
 誇り高き北が北京のパシリをやるかって? 元寇を思い出してください。
 第三に北挑戦はすでにかなりの程度に、「中国の経済植民地」と化しており、北岸の港湾は中国資本で工事を急いでいる。
輸出基地は中国の製品のほか、もし羅津などを中国海軍が借用すると日本海は「中国海」とばける。ウラン鉱区などがすでに中国企業に抑えられ平壌のデパートは温州商人が買収している。
 第四にアメリカと交渉するための目的が含まれるかも知れない。だが、巷間いわれるようにこれが優先順位のトップとは言えまい
 国連の非難決議にさえ、中国が渋々として簡単に乗ってこない事実を見ても、背後にある「かれらの」陰謀は手に取るようにわかるというものだろう。
 
posted by あんぽんたん at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

奴らがやりやがった、その時マスコミは・・

 本7月5日の06:30前後の各報道サイトのトップ画面。

産経新聞
読売新聞
朝日新聞
毎日新聞 ←おやおや・・?
日経新聞
東京新聞
共同通信
REUITERS
CNN
新華社
人民日報

 同時刻にワシントンポスト、ニューヨークタイムス、テレグラフなども見てみたが、そちらにはまだ本件を見つけられなかった。あったのかも知れないけど、少なくともメインは当然の如くディスカバリーの打ち上げだ。
 ここで、特筆すべきは新華社と人民日報の早さだと思ったのは俺だけだろうか?アメリカ以上に発射してくれと思っていたのは中国だったんじゃないかな?6カ国協議で面子丸つぶれ、建て前上アフロオヤジを無碍にもできないのだが、もうこれで足枷も外れたってトコなんじゃなかろうか。協議を丸く治める事を目指さなくても良くなったし、国連で制裁に反対しなくても済むと考えてるんじゃないかな。

 それにしても、TBS!10時過ぎ頃にやってた報道には驚きました。なんで嘉手納基地周りに取材ですか?警戒レベルαで通常の訓練してると言っておきながら、あー、案の定住民に「基地が在るから怖い」と言わせて・・。はいはい、満足ですか?沖縄の基地が北朝鮮に狙われるとでも同胞に教えてもらったんですか?よほどの間抜けでもないと思い付かない発想ですがね。こんな明らかな"有事"に懲りずにしつこくプロパガンダ。いいかげんにしろよ・・。
posted by あんぽんたん at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月13日

異常気象は天災なのだろうか?

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)6月13日(火曜日)貳 通巻第1482号
中国の石炭は“世界の災禍”。かといってすぐに改善はされまい
 石炭火力に発電の70%を依存し、煤煙、毒素を海外へ輸出する公害大国
(中略)
 にもかかわらず中国では七日から十日に一カ所の割合で火力発電所が新たに建設されている
 中国における石炭消費は米国EU諸国と日本という先進工業国家の三つを足した総量よりも多い
 もちろん中国国内での煤煙被害は深刻甚大で毎年四十万人が肺病で死亡している
(中略)
 しかし黄砂も酸性雨も煤煙も中国同様の被害を受けるのはシナ大陸からの偏西風が必然的宿命的に向かう日本なのである
 とうとう日本は「石炭液化技術」を中国に提供する方針を固めた
これによって中国の原油消費を抑制させ、クリーンエネルギーと言われる石炭液化によって公害被害を最小限度に食い止めたいのだが、実用化(それも小規模な設備の完成)は2010年、まだまだ先の話である

 先日わざわざ日本に薄煕来さんが来ていたのはこの技術供与の手打ちの為だったようだ。やはり日本は中国の環境改善無しには安全な生活をおくれない。日本だってCO2排出権を買い漁っているではないかというバカが未だにいるが、京都議定書の前と後のデータを考慮していない脳足りんの意見は聞かなくて良い。この技術を出す事は将来の日本のアドバンテージを危うくするのは間違い無いが、背に腹は代えられない状況に来ている。台湾と中国南東部の洪水、沖縄の土砂崩れ。ここ数年の上海から広州と周辺にかけての気候の異常さは特筆に価する。
 唯一気に入らないのは、二階という札付きの親北京議員が大臣の立場を利用したようだという事。詳らかになっていはいないが、絶対に日本側に有利な契約になってないだろう。環境技術に関しては環境相の小池さんに権限を持たせた方が良かったんじゃないの?
posted by あんぽんたん at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

政府がバカでも国民はそうでもない、大統領制が羨ましいね

韓国統一地方選で与党大敗…盧政権の求心力さらに低下
 2007年12月の大統領選を前に盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の中間評価ともなる韓国の統一地方選は31日、全国1万3000か所の投票所で実施、午後6時で投票が締め切られ、即日開票された。
 1日午前1時現在のKBSテレビの開票速報によると、焦点の全国16の主要市長・道知事選のうち、ソウル市長選など12か所で最大野党ハンナラ党が当選確実となり、圧勝した。同党は済州道でも無所属候補と接戦を繰り広げている。
 与党ウリ党が当選確実なのは鄭東泳(チョン・ドンヨン)党議長の地元の全羅北道1か所だけ。鄭議長は大敗が決定的となった31日夜、「議長として責任を負うつもりだ」と辞任を示唆した。野党の民主党は、地盤の光州市と全羅南道の2か所で当選確実とした。

 共に人質を取り戻そうじゃないか! 話はそれからだ! 北に飲み込まれたくなかったら、小中国になりたくなかったら、隣人の声に耳を傾けとけ。
posted by あんぽんたん at 06:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

マスコミが自主的に情報統制、所詮その程度さ

TBSラジオ ストリーム コラムの花道 2006/05/16

 めちゃめちゃ面白いので残しとく。町山さん、いいネタ持ってくるよなー。YouTubeで探そうと思ったが、探しても字幕無いしな。(笑)それにしても、アメリカもろくなもんじゃねーな、って、笑ってられないんじゃないか?日本は記者クラブだらけ。最早記者クラブが都合に合わせて大本営発表を行う時代。今やニュース全てが眉唾。市民から見たら政府の統制と何も変わらないわけだ。ペンは剣よりも強いが、強くなったらもうそれは権力なんだよ。イデオロギーや主観抜きに事実だけを伝えてくれるソースが欲しい今日この頃。そうでなければシャーナリストの誇りを持って個人の顔が見えるように発信してほしいもんだ。
 今日の勝谷氏も面白かった。これも明日残しとこう。
posted by あんぽんたん at 15:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

台湾の悲鳴

Say NO to United Nations' abolishment of Traditional Chinese in 2008
国連の2008年繁体字廃止にNO!と言って

Say Yes to Taiwan's Bid to WHO
台湾のWHO加盟にYES!と言って

Support Taiwan’s bid to UN
台湾の国連加盟に手を貸して

 これに一票投じて何かが変わるのか?
 いや、何もしないよりずっとマシだろう。小さなことからコツコツと、ってきよし師匠も言ってたじゃないか。
posted by あんぽんたん at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

薄煕来さんが来ていたとは!

<環境問題>中国に日本式省エネ提案へ
 政府は11日、29日から東京で開催する「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」で、中国に日本型の省エネ方式を提案する方針を固めた。産業ごとに定めた省エネ基準を法令に盛り込むことや、省エネ促進税制の導入などを提案する。中国のエネルギー消費急増が原油高騰や環境汚染の一因になっていると指摘されているためで、日本の成功体験をもとに、中国を支援する方針だ。
 中国では04年に中長期省エネ計画を発表し、省エネ関連法制を相次いで策定している。しかし、具体的な規制値が明確でなく、監視する体制も未整備で、中国のエネルギー効率は日本の9分の1にとどまっている。
 このため、日本が石油危機の教訓から70年代以降に導入した省エネ数値の基準化や、省エネ投資に対する助成金制度などの具体例を中国に示して、日本型の省エネ方式の導入を呼びかける。
 フォーラムには、中国から薄煕来商務相ら政府関係者と業界関係者約150人が参加し、日中政府の会合としては過去最大規模になる見通しだ。
 日本の環境技術の商機。今最も環境対策をしなければいけない国が中国。薄煕来さんが来ているとなるとかなり実務的な話にもなるだろう。が、このとんでもない切れ者相手に勝てるのか?薄煕来さんが来た時点で中国はかなり有利に日本の技術を持って行くのだろうと予想できる。隣の庭が砂漠化して日本の気候に影響が出るよりマシ、と割り切った方がよいのだろうか・・。
posted by あんぽんたん at 06:15| Comment(0) | TrackBack(1) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする