2004年10月29日

人質香田さん(敬称仮)に有本恵子さんの教訓は生きていなかったのか

いや、もちろん有本さんは狙われて拉致された被害者なのだけれど、その過程で鬼畜犯罪者にそそのかされてしまった。心に入り込まれた結果、北朝鮮に連れて行かれた。香田さんがイラクに入ったのは行き当たりばったりの行為だったとしても、そもそも気持ちを中東に向かわせた背景に何があったか。誤解されては困るが、これは特定の思想家や団体を指しているのではない。俺は世間一般の"イラク人可哀想、なんとかしてあげなきゃ"という純粋な情を利用するようなやつらがのさばる日本社会のことを言ってるのだ。
戦争の是非、テロリスト撲滅、復興支援における自衛隊員の派遣、それぞれは同じイラクの出来事でリンクはしているけれども、原点に立ち返れば別々の問題なはずだ。それぞれを複雑にリンクさせて焦点をぼかしたいのは当のテロリストと国のトップだけで、賢明な一般市民の殆どはベストな選択を頭に描いているはずだ。しかしこの阿呆共とスタートラインを同じくする可笑しな自称一般市民がいる。やつらの言葉は耳当たりが良い。命、人権、平等、平和・・・。耳当たりの良い言葉を並べてそのなんだか曖昧なモノを人の心に染み込ませる。更にはある特定の団体や国がさもそれを邪魔する敵であるかのように刻み込み、"仲間達"の団結と行動力を強めようとする。こういう人心操作は独裁国家のやり口と同じだ。往々にしてその特定の団体や国だって実は命も人権も平等も平和も尊重していることが殆どだが、口の上手いやつがさもそれが陰謀や嘘であるかのように説く。こういう口先三寸の汚いやり口は胡散臭いカルト宗教と全く同じだ。悲しいかな今、日本社会ではこういう汚いやり口が横行している。テレビでも当たり前のように垂れ流されている。悪意の可笑しな人が傍にいなくても、自然と心の隙間に入り込んでくる甘い言葉が氾濫している。
人は弱いものだから甘い言葉には引かれるし、また優しいものだから困った人を何とかしたいと思うのだ。しかしその時に、その思いや行動が本当に相手の事を想ってのことなのかを、立ち止まり、今一度精査することができてこそ人としての成長と言えないだろうか。今自分が起こそうとしている行動が多くの人に有益で、他人に迷惑をかけるものでないかどうか。何より、正義やカッコ良さに自己陶酔する自分でないかどうか。まずは言葉を鵜呑みにせず、是非是非自分で調べてほしい。そして答えが出なくても、答えを出すことを急がないでほしい。答えを急ぐ人ほど付け入られやすいものだから。


posted by あんぽんたん at 03:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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人質
Excerpt: イラクの日本人人質の期限が切れた。 「自衛隊を撤退させない。テロには屈さない」とか 言っていたが、国内はそんなことしてる場合じゃない。 地震や台風の復興をするのに、自衛隊を派遣して 国民の生活..
Weblog: 自我崩壊
Tracked: 2004-10-29 11:23
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