2007年06月26日

はだしのゲンは反日漫画か

 はだしのゲンは小学校の時に読まされた(読んだ、ではない)覚えがある。俺が一番記憶に残っているのは以下の記事で問題視されている反日発言などではなく、ガキ共がGHQのジープを追いかけて「ギブミーチューインガム」と叫んでいるシーンだ。子供心に屈辱的に感じたものだ。
 しかし、俺はいつの間にか反殺戮兵器(反核ではない)や反戦の気持ちも持っていた。坂眞氏ではないけれど、小学生のクセに極左思想に走っていた事をここで白状したい。例えば、その時期からストレスでサラリーマンが自殺するなんてニュースが増えていたんだと思うが、自殺するヤツは究極のアホだという話を家族でしていた事があって、俺は、少なくとも電車に飛び込んだりビルから飛び降りるなんて迷惑で何の役にも立たない死に方だから、どうせ死ぬならセスナでもかっぱらって皇居に突っ込めば良いのに、と言ったと思う。あの時の家族の顔は今でも忘れられない。(笑)それはアカに洗脳されたあの憎むべき学生運動の直後でもある。俺も賢くない子なので、そういう風潮に感化されたのかも知れないし、もしかすると1、2度しか読んでいないはだしのゲンに織り込まれた天皇批判のセリフで刷り込まれていたのかも知れないし、今となっては分らない。小学校の先生はどういうつもりで俺達にはだしのゲンを読ませたのだろうか。中学で日教組に属さない先生に出会っていなかったら、俺はどうなってしまっていただろうか。
 俺は暴走族や不良を若気の至りだとは思わないし、いい歳をして悪さ自慢を平気でする白痴に愛想笑いする気も無いので、同様に自分もそういう偏向思想のガキだった事を他人に話す事を決して善しとはしない。こういう匿名のネットでしか書く事が絶対にできない。ただ、自分の恥部が如何にして作られたのかを考える事は、今も変わらず繰り返される社会的な策謀の存在を確認する上で、実は役に立っているという現実もまた否定はできないのだ。
 さて、世界発信されたはだしのゲンはどういう影響をもたらすだろうか。俺がセリフに偏向があると気付かなかったのは、単に俺が賢くなかったからだと思いたいところなんだが。世界中ではだしのゲンを読む人全てに、俺の中学の先生のような存在が居てくれる事を切に祈りたい。

本日限り?! 反日マンガ『はだしのゲン』の正体

件の世界日報記事のスクリーンショット
posted by あんぽんたん at 18:12| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小学校時代に学級文庫にあった漫画は
「はだしのゲン」「火の鳥」「のらくろ」
でした。これだけは学校で読んでもOKでした。
「はだしのゲン」はきっと当時の小学生に多大なるトラウマを与えたでしょうね。ウチの小学校は最近話題の「滝山コミューン」程酷くはなかったので、そこらに転がっていたのを読んだ程度ですが。
むしろ南木さんの書かれているように最近の学習漫画が非道いです。大月書店版は言うまでもありませんが(爆)、最近の本を見るとどの漫画も奈良時代は搾取された農民が出てきて、東大寺の大仏も平安京も搾取の象徴でしかありません。江戸期はつねに一揆が起きていて、十五年戦争についてはそりゃあもう。
私が小学校時代に読んでいた(今も本棚にある)集英社の和歌森太郎監修版は是は是、非は非と偏りなく書かれていて、この本のおかげで歴史が好きになったのですけど、今のを読んでそうはならないでしょうね。
Posted by haruhico at 2007年06月27日 00:16
漫画にしても小説にしても、フィクションっぽいノンフィクションをさも事実の記録のように扱う受け手が居なくならない限り、作者の意図の所在に関わらず"火種"になるという事ですね。
私の小学校にはサザエさんといじわるばあさんが数冊有りました。今でも忘れない、いじわるばあさんの一本。いじわるばあさんが知り合いの娘に見合い話を持って来ます。相手の男は株も土地も持ってるからと聞いて娘は大乗り気。会ってみたら1株1坪の運動家で、娘は激怒、というオチ。時代をたった4コマで的確に表現してます。
最近の漫画は読んでないですけど、長く読み継がれる事は無さそうですね。
Posted by あんぽんたん at 2007年06月30日 14:11
>会ってみたら1株1坪の運動家で、娘は激怒、というオチ。

それを「青島幸男」じゃなくて「長谷川町子」が描いているのが凄いな。
Posted by haruhico at 2007年06月30日 14:32
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