2005年05月07日

車の国籍が分からなくなっている件について

ルノーサムソンとインフィニティ、どっちが元祖?
 ルノーサムソンのブースで取材中、なにやら憤慨している様子の韓国人記者と遭遇した。彼はインフィニティのプレスキットと、ブースに展示された『SM7』の実車を眺めながら「似ている、似ている」と繰り返している。
 気になったので話を聞いてみると、彼は「SM7と、インフィニティ『G35』や『M45』が似すぎている。ルノーサムソンはインフィニティのデザインを模倣したんじゃないか」とカタログを見せ、SM7のフロントやリアなどを指し示しながら怒っている。
 彼はその3モデルが同一メーカーのものだとは知らなかったようなのだ。
 「すべて日本の日産自動車のクルマなんだから似ていて当然だ」と説明、頭の中にある韓国語の単語を駆使し、ルノーと日産の関係などについても話したところでようやく納得してくれたようだった。
 日本人にとっては笑い話のようだが、韓国では新型車がデビューする度にデザイン模倣問題が持ち上がる。最近ではヒュンダイ『ソナタ』とホンダ『アコード』のリアデザインが酷似しているとして、新聞で大きく報じられる事態にもなった。
 サンヤン『チェアマン』もベンツにそっくりだったが、最近行われたマイナーチェンジでは前面デザインを変更している。現地では「デザインを変えないとエンジンを供給しない…とダイムラークライスラーに怒られたらしい」なんて噂話もささやかれるほど。
 ルノーサムソンとインフィニティの問題もその延長上にあるのだが、「模倣じゃないのか!?」といったような質問は多数の記者から寄せられていたようで、双方の広報関係者は頭を痛めていたようだった。

 SM7はティアナ、インフィニティG35はスカイライン、同M45はフーガ。ここ最近のCピラーからトランクにかけてのデザインはこの形が増えている。そもそもはVWボーラ辺りが綺麗にまとめたんでトレンドになったんだと思うけど、1クラス下でもアクセラセダンなんかにもこのトレンドがモロに入って来てるように思える。これが一段落着くと次はシトロエンが出した凹方リアウィンドウなんか流行りそうだが、どうだろう?
 部分的な処理が似てしまうのはある程度仕方ないとも思う。デザインってそういうモンだよ。わざと紛らわしくして間違えさせようという悪意のパクリも未だにあるが、もうそんなメーカーは中国の一部のトコくらい。で、問題は記者の知識レベルだ。車の取材をしに来た記者にあるまじき無知具合。それも多数。(笑)パクリに敏感になる前に世界の主要メーカーの相関関係くらいは頭に入れろよと。思うに、この記者達、記者とは名ばかりの、言わばワイドショーのレポーターごときがジャーナリストだと言ってはばからないのと同レベルの恥知らずなんだろう。こんなアホばかりで韓国の自動車産業がここまで成長できるはずもない。素人以下に取材パスを出した主催者は検討の余地ありだ。
 とは言え、自動車メーカーの買収や提携が変動するのも目まぐるしい。自動車という工業製品はもう国籍すらハッキリしない製品になっている。バッジはメーカーの国籍しか表さない。車のルーツは自動車業界全体を俯瞰しないと判別が難しい。これは、ずぶの素人に車選びを難しくさせているとも言えるし、逆に、車そのものの良し悪しを自分で判断しろというブランド信仰の終焉も意味しているかも知れない。この記事のアホ記者と同じ反応をするようでは、ユーザーは良いモノ選びができないということだ。最近ファッションブランドの売り上げが急落したそうだが、車においてもヤクザのごときベンツ信仰なんか捨てる時期に来ているんだろう。
posted by あんぽんたん at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 乗り物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/3490570
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。