2006年07月07日

北朝鮮のミサイル発射を点数評価してみる

 あちこちで公人、私人、報道が入り乱れて成否に白黒着けたがっている。踊る阿呆に見る阿呆だな。北朝鮮のミサイル発射は一つの目的で行われたものではないのだから、それぞれについて検証すべきなのだ。

1.発射実験 ←成功、90点
 事前に自国船舶を着弾位置から退避させていた。本当だとすれば、実際の着弾位置のまとまりから見ても、それなりの精度を持つと実証された。

2.兵器販売 ←成功、90点
 上記1を受けてオーダーが望める。特にスカッドは有力だろう。

3.揺動作戦 ←やや失敗、40点
 日本で特筆すべきは民団と総連の提携白紙撤回だろう。総連が本国にそっぽを向く日も近いかも。但しマスコミもお祭り騒ぎ。左派の便乗プロパガンダ多数。ダメージは小さくない。アメリカは舐めきっているのがハッキリしただけ。韓国もマスコミが煽っているが一般人の反応はイマイチ。しかしジワジワ利いてくるのは間違い無い。ヌラリヒョン北へ亡命か?

4.内政対策 ←成功、80点
 国威発揚で成果有りですな。ただ間も無く生活に跳ね返るので、反動も考えるに難くない。真っ先に軍部が割れるのかも。

5.外交対策 ←失敗、20点
 中露共に北朝鮮に不利と思われる事があったばかり。中国は意外に小沢さんの訪中が利いている様子が伺える。与党が安部さんで強硬路線を変えない事がほぼ確実なので、野党のみを通しての外交に割り切ったように思える。ロシアはルーブルの解放を発表したばかり。西側資本との繋がりを強める為には関係を悪化させる姿勢はとり難いだろう。安保理では制裁案に棄権するのがやっと。中国との睨み合いも有り、日本の取り組み次第ではロシアは制裁を非難さえしないかも知れない。

 以上、個人的採点。トータル500点中の310点で、付けた自分で驚くほど良い評価だな。(笑)総合評価としては、政治的な読みが甘くなってきた代わりに商売が上手くなってきた、というところか。中国の上っ面だけパクろうとしてますね。(笑)

 と思ったら、似たような意見が宮崎さんのメルマガで来たよ。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
平成18年(2006年)7月7日(金曜日)通巻第1502号
 テポドンを含む北のミサイル発射の目的は、
 第一に輸出商品の性能を潜在バイヤーに誇示する「武器展覧会」の性格がつよい。
潜在バイヤー? これまで北のミサイルを買った国々はイラン、イラク、パキスタン、リビアなど。
金融制裁と麻薬を締め上げられて、北は現金に窮しているからだ。
 第二は中国の戦争代行
 拙著にも述べたように中国は北の核ミサイルを代理使用して日本に先制攻撃をかけるというシナリオも用意している。
「超限戦」というのは戦術、手段は何でもあり、孫子の兵法の基本は徹底的な騙し、謀略である。そもそも中国人は伝統的に自分では闘わない。共産党は国民党に抗日戦をやらせて、自らは逃避行、勢力を温存していた。
 誇り高き北が北京のパシリをやるかって? 元寇を思い出してください。
 第三に北挑戦はすでにかなりの程度に、「中国の経済植民地」と化しており、北岸の港湾は中国資本で工事を急いでいる。
輸出基地は中国の製品のほか、もし羅津などを中国海軍が借用すると日本海は「中国海」とばける。ウラン鉱区などがすでに中国企業に抑えられ平壌のデパートは温州商人が買収している。
 第四にアメリカと交渉するための目的が含まれるかも知れない。だが、巷間いわれるようにこれが優先順位のトップとは言えまい
 国連の非難決議にさえ、中国が渋々として簡単に乗ってこない事実を見ても、背後にある「かれらの」陰謀は手に取るようにわかるというものだろう。
 


posted by あんぽんたん at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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