2005年02月15日

切り込み隊長堀江貴文、これがライブドアの存在意義か

 まず、切り込み隊長といっても2ちゃんねる出身有名ブロガーではないことを断っておく。

 一連のニッポン放送株買収に絡む一件。そろそろ次の展開に目を向けてみる。次の展開とはフジサンケイグループ以外のメディアだ。
 昨年のIT系会社のプロ野球参入騒動の時から、実際に欲しいのは電波インフラを持ったメディアだという事はハッキリしていた。もう10年も昔になるか、飯野賢治と話した時に、"いつかはさあ、テレビ局が欲しいんだよねえ"、と言っていたのを鮮明に憶えている。コンテンツを売り物にする人種にとって最大のパートナーの一つである放送局は、同時に最大の障壁でもある。放送、とりわけ地上波放送インフラというのは特権である。その特権を持ちつつコンテンツ製作をするのは公正とは言えない。公共性のある放送インフラとそのコンテンツ製作は法的にでも衛星放送のように分けるべきだと思う。しかし、そんな利権絡みの法案なんぞ出るわけもなく、インフラを持たないコンテンツ製作者は煮え湯を飲まされてきた。これは日本のアニメ製作能力の低下にも繋がっているが、それは又に。
 さて、今回のライブドアの行動、既にニッポン放送は手に入れたに等しいので、これはこれで大成功だ。現在ではニッポン放送は首都圏においてTBSラジオに一歩譲っており、一時の迫力は無くなっている。これは声優番組ラインナップの遅れや鶴光さんが抜けたこと、TBSの伊集院光やマッピーの引き抜きなど様々な事が影響しているのだろうが、そもそものモチベーションが落ちていることは否めない。ラジオのデジタル化もいつ来てもおかしくない今、ラジオ局と組むなら今が良いタイミングだったのかも知れない。だいたいライブドアはフジテレビを支配しようなどとは本気で思っていなかったろう。コンテンツが欲しいなどとは詭弁。昨今のフジテレビはドラマやバラエティに強くない。欲しいのは電波インフラそのものであって、テレビ局でなければというものではないという気がしてならない。
 今回はライブドアとフジテレビで痛み分けで終わりそうだ。そこで気になるのが次の波。恐らくライブドアは余波でしかない。ソフトバンクと楽天は他で手一杯だとして、例えばUSENやTEPCOやJCOMなどの有線インフラ系、或いはNTTやKDDIなどの通信系が地上波マスメディアに進出しようとするかも知れない。場合によっては非IT系である小学館グループなど出版系がまたぞろ外資を借りてという可能性も無いではない。そういった潜在する電波マスメディア売買収への意欲を具体的に見せたのがまたもやライブドアだったということだ。ライブドアはこれから暫くは切り込み隊長の役割を担い続けるのだろうか。


posted by あんぽんたん at 17:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ライブドアのニッポン放送買収劇を概観する
Excerpt: 今回またまたライブドアのホリエモン(堀江貴文社長)が脚光を浴びました。 ライブド
Weblog: 人生のマトリックス  社会関連・その他 編
Tracked: 2005-02-15 19:47
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