平成18年(2006年)6月13日(火曜日)貳 通巻第1482号
中国の石炭は“世界の災禍”。かといってすぐに改善はされまい
石炭火力に発電の70%を依存し、煤煙、毒素を海外へ輸出する公害大国
(中略)
にもかかわらず中国では七日から十日に一カ所の割合で、火力発電所が新たに建設されている。
中国における石炭消費は、米国、EU諸国と日本という先進工業国家の三つを足した総量よりも多い。
もちろん中国国内での煤煙被害は深刻甚大で、毎年四十万人が肺病で死亡している。
(中略)
しかし黄砂も酸性雨も、煤煙も中国同様の被害を受けるのはシナ大陸からの偏西風が必然的宿命的に向かう日本なのである。
とうとう日本は「石炭液化技術」を中国に提供する方針を固めた。
これによって中国の原油消費を抑制させ、クリーンエネルギーと言われる石炭液化によって公害被害を最小限度に食い止めたいのだが、実用化(それも小規模な設備の完成)は2010年、まだまだ先の話である。
先日わざわざ日本に薄煕来さんが来ていたのはこの技術供与の手打ちの為だったようだ。やはり日本は中国の環境改善無しには安全な生活をおくれない。日本だってCO2排出権を買い漁っているではないかというバカが未だにいるが、京都議定書の前と後のデータを考慮していない脳足りんの意見は聞かなくて良い。この技術を出す事は将来の日本のアドバンテージを危うくするのは間違い無いが、背に腹は代えられない状況に来ている。台湾と中国南東部の洪水、沖縄の土砂崩れ。ここ数年の上海から広州と周辺にかけての気候の異常さは特筆に価する。
唯一気に入らないのは、二階という札付きの親北京議員が大臣の立場を利用したようだという事。詳らかになっていはいないが、絶対に日本側に有利な契約になってないだろう。環境技術に関しては環境相の小池さんに権限を持たせた方が良かったんじゃないの?

