2006年04月14日

先祖帰りと言えばそれまでだが・・・

ソフトバンク、中国プロ野球リーグ運営に進出
 ソフトバンクは中国のプロ野球リーグの運営に参加する。専門の新会社を設立し、リーグの事実上の運営やスポンサー企業への営業活動、中国のプロ野球を国内外に知らしめるプロモーション活動などを担う。2008年の北京五輪へ向け競技水準は向上しているものの不人気が続く中国プロ野球を支えることで、アジアでの野球の普及に努める考え。
 ソフトバンクは全額出資で中国棒球企画(東京・港)を設立。新会社は中国棒球協会(CBA)と契約し、プロリーグの中国野球リーグ(CBL)を14日に開幕する今季から支援する。中国ナショナルチームの運営に関する権利なども得た。12日に北京で開いた記者会見で孫正義社長は「中国で早くスーパースターがでることを祈っている」などとするビデオメッセージを寄せた。
 CBLは02年、北京五輪での上位入賞を目指し発足。以来、ダイナスティスポーツマーケティング(東京・港)が手がけていたが、厳しい運営が続いていた。
 これを単純に"野球のスポンサード"と見るのは早計なんだろう。国内でも新興企業がこぞって野球やサッカーに食指を伸ばしているのは、その先にある顧客からの信用や消費を狙っているのは言うまでも無い事。中国の有線ネットはまだ細いが、無線は独自規格を押し通してまで早期の拡張を計画中だ。NECも中国への携帯テコ入れを発表したし、言わばこれから数年は宝の山になる可能性が大きいのだ。

大前研一 『 ニュースの視点 』 2006/04/14#109
(前略)
●ソフトバンク巨額LBOの抵当はボーダフォンだけか?
 一方ソフトバンクはボーダフォン買収のための資金をLBOで調達するとのことですが、LBOという言葉はここ半年くらいの間に日本でも耳にするようになりました。
 ライブドアがフジテレビの買収を仕掛けたとき、堀江前社長はアメリカと香港に飛んでLBO資金を集めてきました。LBOを実施するのは世界的にもまだ数が少ないので関心を引き、あっという間に資金が集まったのです。
 フジテレビはそれを聞いて白旗を揚げ、結局440億円をライブドアに支払うことで落着し、LBOには至りませんでした。ですからこういった大きな規模でLBOという手法が使われるのは、日本では実質的には初めてのことなのです。
 通常ですと、LBOというのは買収した会社自身が抵当になっているので、孫社長は自分の個人資産もソフトバンクも抵当に入れてないはずです。
 今回ボーダフォンを抵当にして借りたということであれば、もし事業がうまく行かなかった場合、ボーダフォンを差しだしてしまえばそれで終わりになります。
 返済につきましては、買った会社が持っているキャッシュフローや会社の資産そのものを抵当にして、5年から8年掛けて返していくことになります
 しかし今回のような1兆円以上の借り入れですとそのくらいの期間で返済を完了するのは難しいのではないでしょうか
 またソフトバンクのほうではボーダフォンのサービスをYahoo!BBや日本テレコムなどと複雑に組み合わせて、オールインワンで月々6000円というようなことをやると思われます。
 ですから、ボーダフォンだけを銀行が取り返してほかに売りつけようとしても難しいでしょう。そうなると、もしかしたら孫社長は今回のLBOでソフトバンクやYahoo!BB、日本テレコムなどを抵当に入れているのかもしれません。
 そうであれば携帯電話事業がうまく行かなかった場合、それらの会社も全部持っていかれてしまうことになります。どこまでを抵当に入れたかというのは今のところクリアではありませんが、これは今後明らかにしないと、今年のソフトバンクの株主総会では問題になるでしょう。
(後略)
 またもや、いつものようにニッチもサッチも行かない既成事実を作って、"潰せない"状況を作り上げるようですな。パチンコ然り。大阪有線然り。
 さて、この日本人にはどうも卑怯に見えて馴染めない手法の企業、本場でどこまで通用するのか。ちょっと楽しみでもある。


posted by あんぽんたん at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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