2009年12月15日

「政治利用」を正しく理解する

 思い起こせば、民主党代表を決める時に小沢は鳩山を押していた。単に、弟に比べると大して頭も良くなさそうなので扱い易いから、と皆が思ったろう。いや、今もそうかも知れない。しかし、自ら絡む西松の件同様の鳩山家の迂回献金などを知らぬ筈も無く、それをわざと表面に晒すというのはどういう事か。正しく、何かを狙ってわざと据えたとしか思えない。何を狙っているのか。

 いよいよ本日となった習近平の天皇陛下謁見だが、これもよくよく考えればおかしな事。小沢のサービストークで人民解放軍という単語が出たのは、習近平が人民解放軍側の人間だからだ。だからこそ習近平の妻が皇太子殿下と学習院で並んでいた事が重大な問題なのだが、しかし、そもそも小沢は人民解放軍と対立する胡錦濤側の共青団に人脈を広げていた筈ではなかったか。薄煕来が重慶で台頭し、習近平は次期トップの芽が萎みつつあるのに、それでも習近平に華を持たせようというのは何のメリットが有るのか。

 行政改革や経済問題では、今や国民にはほぼ共通の方向性が出来ていると言って間違い無いだろう。従って次の選挙ではこれらを踏襲しながら新たな論点が必要だ。それが外国人参政権に見られるような日本の外交姿勢ではないのか。小沢が目指す独裁国家は恐らく政権交代の無い中共タイプの一党独裁。それにはやはり政界再編が必要なのだが、同時に、野党に有利に働くかも知れない諸刃の剣でもある。

 アマちゃんの鳩山は早々に使い潰したい。その他の政敵も忠誠を誓わなければ追い落としたい。足りなくなった頭数は、見栄えだけの小僧小娘を培養液から取り出して各選挙区に送り込めば良いが、しかしそう易々と信任を得られるものではないという事も、小沢はよく分っている筈だ。

 そこで考え付くのが天皇(制)の利用ではなかったのか。
 タイの無血クーデターは如何にして成し得たか。国民の心の拠り所が、政府国家ではなく王制国家たる自国という概念に基く事は、日本のそれと非常に似ている。戦中の日本政府を見ても、戦後のGHQの措置を見ても、或いは古代以来を考えても、自己の正当性を日本国民に納得させるには天皇を頂く事が一番だ。戦略家の小沢が欲しいと思わない方がどうかしている。

 小和田の娘が皇太子殿下の嫁になり、皇室も中共の工作が進んでいたところ、はっきり言えば、男児が生まれなくて良かった。これで秋篠宮殿下に男児がお出来にならず、女系天皇が現実のものになっていたらと思うと背筋が凍る。学習院も汚染が進んでいるので、悠仁様を学習院におやりにならなかった秋篠宮殿下はこれら全てをお分かりになっているのかも知れない。

 そう考えると、これさえ皇室破壊工作に思えて来るのだ。これは中共がと言うよりも、胡錦濤派と小沢の共作で、中共内での習近平の立場を悪くする事と、日本で独裁政治を引く事を狙ったものではないのか。宮内庁内と同様に、天皇陛下、皇太子殿下と秋篠宮殿下の間に意見対立を作り出そうとしているのではないか。

 南北朝の時代を思い起こしてほしい。再び天皇制の解釈が混乱すれば、日本は二つに割れる事態に陥ってしまう。現代では分裂即ち侵略の受け入れ、若しくは完全な属国化となる。そうなれば、確実に双方は中国とアメリカで分け合われる事となるだろう。ともすれば、その途には戦乱が避けられないかも知れない。

 これこそが本当の天皇の「政治利用」だろう。決して外交にお出まし頂く事そのものなどではない。「政治利用」は曖昧なものではない。この度のゴリ押しの手法、その工程が「政治利用」への布石なのであって、お出まし頂く事を「政治利用」だと考えてしまうと見誤る。だから、保守的な意見としてお出まし頂く事を「政治利用」と捉える向きには、もう少し冷静に敵を見据えよと申し上げたい。

 まさかとは思わないではないが、ここまで見事に簡単に素早く国家体制が壊される様を目の当たりにすると、何が起こり得るかはいくら考えても考え過ぎではないだろう。

posted by あんぽんたん at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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