第41回東京モーターショー
海外メーカーが出展しないのは、出展料が高いからでも、出展する物が無いからでもなく、日本市場がそういう評価を受けているという事に他ならない。
単に渋ちんになった、貧しくなったと捉える向きが多いが、流石にメーカーはそんなにアホではないだろう。日本市場は既に有力ブランドの浸透が完了し、金を掛けても更なる宣伝の効果は薄い。また、左傾化した社会情勢から、金持ち叩きが進むであろう事も想像に難くない。富裕層がターゲットであればあるほど、宣伝は逆効果とも言える。つまり、モーターショーで見せ付ける様な戦略で車を売るのは日本市場にマッチしなくなったわけだ。
モーターショーは本来は見本市だ。眺めるしか出来ないコンセプトカーなんぞは写真で見れば済むし、ショールームで見られる車が並んでいても有り難味など無い。部品の展示は意味深いと思うが、一般的な興味の対象ではない。メーカーの展示はもう所謂ショーにはならない。珍車のショーの方がよっぽど楽しめる内容かも知れない。
東京モーターショーは本来の見本市に立ち返り、インフラを含めた将来のモータリゼーション提案の場にしてみてはどうなのだろうか。客足を気にするのを止め、未来のモータリゼーション環境として、ローエミッションの交通や物流のシステムをシミュレート出来る場を作ってこそ、日本でモーターショーを行う意義が有ろうというものだ。
省エネ、エコと言葉は変遷しても、人体も含めた環境に配慮した社会を目指す事は普遍の価値観だろう。闇雲なCO2叩きで似非環境利権に加担するよりも、一般人にはまずは本当の事の啓蒙の場が必要な筈だ。
これが日本のモーターショーだ、という催しを持ちたいと、無茶と思える国際公約をした首相は考えないのだろうか。
2009年10月25日
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